猫は犬に比べて個体差が小さく、種類によってかかる病気もそれほど大きく違いがありません。長毛種は毛が固まりやすいなどの問題はありますが、内臓器官や関節の病気はだいたい同じです。
ここでは、猫の病気、病気別の予防策として使えるサプリメントについて見ていきます。

猫の病気

猫病気には、慢性腎不全、尿路結石、便秘、皮膚病、がん、など様々なものがあります。猫はもともと砂漠生まれの生き物なので、水分の摂取量が少なくて腎臓や泌尿器の病気になりやすいです。

15歳以上になると慢性腎臓病になるリスクが圧倒的に高くなります。また、尿路結石で頻尿になったり、便秘で何日も出なくて食欲が落ちたりということもあります。

皮膚病では体を痒がって掻きこわして、出血してしまうこともあります。
悪性腫瘍やリンパ腫、猫エイズなど命を蝕んでいく病気にかかることもあります

病気別の予防策

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腎臓病は自分で老廃物をろ過できずに老廃物が蓄積してしまうので、これに対して猫のサプリメントの活性炭を使うのが有効です。腎臓病で機能を回復してあげたいと思っていろいろな栄養素を与えても、結局毒物を排出できずに負担をかけてしまうことが多いので、まずは老廃物を捨てられるようにしましょう。

尿路結石では、尿量を多くすることが大切です。さらに、尿路の健康を保つことが重要です。これには、猫のサプリメントではクランベリーやメチオニンが有効です。

便秘は腸内環境が悪化している可能性が高いので、乳酸菌などの整腸作用があるプロバイオティクスを使うのがおすすめです。
また、食物繊維が配合されているものも便の排出を手伝ってくれます。
去勢後のメス猫は便秘しがちになるので、気をつけてあげるといいでしょう。

免疫力を高めて病気予防

皮膚病やがん、猫エイズは、免疫不全が原因になるので免疫力をアップできる猫のサプリメントを使うのがおすすめです。

乳酸菌も腸内環境を整えて免疫力をアップさせる作用があります。
他には、魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)にもがんを予防したり、アレルギーやアトピーの症状を抑える効果が期待できます。

がんに対しては、免疫細胞を活性化させるアガリクスというキノコ由来の成分が注目されています。

免疫力を上げるには栄養吸収がまず第一に必要なので、腸内環境を整えて栄養吸収率を高めてあげられる整腸効果があるサプリメントを優先して使ってあげるといいですよ。