動物にも胃酸と同じように食べた物を体に吸収するための物質が分泌され、この影響で栄養やエネルギーを補給する事ができるので、体内で消化不良になってしまうと様々な病気を併発してしまう可能性があります。
犬の体内に存在する消化酵素の種類と効果
犬に与える食べ物に生きている酵素が含まれている場合、食品中の酵素が消化過程をサポートする事ができますが、含まれていない場合は膵臓が消化に適切な量や濃度が調整された酵素を分泌する仕組みになっているので、消化の悪い食事等を与えると膵臓に負荷をかけてしまい、食べ物が消化されなくなってしまいます。
食品の消化助ける消化酵素はたんぱく質をアミノ酸に分解するプロテアーゼ、炭水化物をスクロースやラクトース、マルトースといった糖分の一種に分解するアミラーゼ、脂肪を分解するリバーゼ、そして繊維を分解するセルラーゼが存在しています。
消化酵素が不足する事によるリスクについて
食品による酵素の補給を行わないと消化酵素を生成する膵臓の消化能力のみで食べ物を消化するため、体内の他の消化器官に負荷をかけ消化器官に異常が発生し、食べ物の不適切な消化で栄養吸収不良に陥ってしまいます。
消化不良になると主に鼓腸や下痢、口臭や体臭といった症状がでてきます。
そうなってしまうと犬に必要な栄養が供給されなくなってしまうので、免疫不全による他の病気やアレルギーの発症や関節炎や皮膚炎、さらにはガンまで発症してしまう可能性もでてきます。
この様に消化酵素は体内に存在してはいますが、無尽蔵に発生するわけではないので食事等で適切に補給をし、ガンや変形性関節症等発症してしまうと治療が難しい病気の発症を抑え、犬との幸せな時間を少しでも長く延ばしてあげる事が必要となっています。
サプリメントによる酵素の補給について
サプリメントによる酵素の補給は健康の犬であっても必要です。
これは食べ物を適切に消化したり、体内の毒素を除去するために酵素が必要なためです。
またこの他にも調理された物や加工食品をよく食べていると消化器系に負担をかけるようになってしまうため、可能であればこれらの摂取をやめ消化酵素の含まれている食べ物やサプリメントを上げる事をお勧めします。
お勧めのサプリメントとしては天然酵母のこうじ菌が含まれている物をお勧めします。
天然成分なので体への負担も小さく老犬への利用も心配する必要がありませんし、サプリメントによっては液体タイプで餌にかけて摂取させる物もあるので、餌が変わってしまった事によるストレスを感じさせてしまう事がありません。