愛猫の肝臓が心配な時には、サプリ使って機能を回復してあげるといいです。
ここでは、猫の肝臓病、薬はあるか、改善効果が期待できるサプリ、などを見ていきます。

猫の肝臓病の原因

原因には様々なものがあげられます。ウィルスや細菌による感染性のものや、慢性肝炎、銅蓄積性肝臓病などがあります。

慢性肝炎は原因不明のことが多く、代謝性、感染性、中毒性、自己免疫疾患、などがあります。自己免疫疾患は、自分の細胞を異物だと間違って認識してしまい、攻撃する疾患です。

他にも、ガンによる腫瘍によるものやホルモン異常によって起こる肝リピドーシスがあります。肝リピドーシスは猫にと特有の病気で、何も食べない状態が1日続くことがあります。

肝臓病の治療は、この臓器以外が原因となっていることが多いので、まずはそれを調べる必要があります。
また、再生力が強い臓器なので、負担を減らして機能を回復していきます。

安心して使える薬はあるか?

10--7

猫の薬と人間の薬の成分は基本的には同じで、猫の体重に合わせて処方されます。
薬と毒は表裏一体ということを理解しておく必要があります。

炎症が起きているような症状や痛みが出ている場合には、抗炎症剤や鎮痛剤が使えることがあります。
また、肥満によって数値が悪化している場合には、低カロリー食で食物酵素が入ったものを使うのもいいでしょう。

薬はどんなものでも、副作用の心配があります。
なので、薬を使うよりもサプリを使って機能の回復をはかったほうが、体に優しい治療ができる可能性が高いです。

使えるサプリ

肝臓へのダメージを減らすのに使えるのが、亜鉛、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸です。
抗酸化成分が高いものを与えるのも有効です。
また、肝細胞を再生させるには、タンパク質とカロリー元の脂肪が必要です。

ただし、重度の病気で高アンモニア血症や腹水がある場合には、タンパク質、ナトリウム、銅、などは制限する必要があります。

亜鉛はアンモニアの解毒をしてくれるので、臓器への負担を軽減して休ませることができます。活性酸素によるダメージを減らすには、抗酸化成分とDHAやEPAがおすすめです。

DHAやEPAのサプリは、猫用に美味しく食べられるように味付けされているものもあるので、そういうものを使ってみるといいでしょう。
人間のサプリを猫に使うのは危険な場合があります。人には良い成分でも、毒になる可能性もあるので注意しましょう。