犬がかゆみによって皮膚を噛んだり、舐めたり、足で掻きむしったりが長期的に続く場合には、アレルギーが考えられます。

アレルギーの種類

アレルギーには、ノミアレルギー性やアトピー性とさまざまあり、それにより治療なども変わってきます。ノミアレルギーの場合には、体に寄生したノミの唾液や体の一部によりアレルギー反応を起こし、ノミが寄生するたびいアレルギー性皮膚炎を発症します。
特にアトピー体質や食事アレルギーを持つ場合には、発症しやすいと言われています。

アトピー性の場合には、空気中にある花粉やほこり、カビの胞子などのアレルゲンを吸い込むことにより発症します。いずれも、痒みが伴い自らで掻きむしったり噛んだりで、皮膚を傷つけてしまいさらに二次細菌などから炎症を悪化させてしまうので、注意が必要です。

炎症を抑えると同時にノミアレルギーの場合には、駆除薬などを投与しノミの駆除も同時に行なわないとなりません。ほかに犬猫がいる場合には、移っている可能性があるのでほかの犬猫にも駆除が必要となります。

アトピー性皮膚炎の場合

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アトピー性の場合には、環境を清潔にすることが一番です
その治療は、かゆみや赤みをなくすステロイドや湿疹があるなら抗生剤、あまりにも悪化し治りが悪ければインターフェロン、それでも効果がない場合には免疫抑制剤とあり、 これらは一時的に炎症やかゆみを抑えるだけであり、完治するわけではないです。

長期服用すれば、副作用などにより負担がかかり健康状態がよいものとは言えません。そのため、食事やシャンプーなどによりやさしい治療をし改善をしていくのが効果的です。
皮脂をコントロールするビタミンやミネラルの配合されたサプリを手作り食事やドックフードに混ぜ、栄養のバランスをとりながら改善していくのがよいです。

ただし、ステロイドなどような即効性がある化学薬品ではないので、長い時間をかけた改善策です。サプリは、あくまでも補助的作用なため、薬のような副作用もなく安心して毎日摂取でき、その毎日摂取することが肝心です。

シャンプーの見直しをしてみよう

より効果的に改善するためには、犬の皮膚にあったシャンプーをすることが必要です。皮脂の多いべたついている場合と乾燥している場合があるので、それに合ったシャンプー剤を使用し、かゆみが治まるまで隔日もしくは1週間に3、4回シャンプーするとよいです。
乾燥皮膚の場合には、石鹸成分のないものが最適です。

かゆみによる炎症を抑えダメージを与えないために、サプリを併用した食事とシャンプーすることが重要です。