膝蓋骨脱臼は、犬種にかかわらずすべての犬に起こる可能性がありますが、フローリングなしの室内で飼うポメラニアンやチワワ、トイプードルやマルチーズなどの小型犬が遺伝的な骨格の構造から、起こりやすいといわれています。
こんな症状はありませんか？
後ろ足のひざの関節のお皿の部分が正常な位置から、内側や外側にはずれてしまう状態を言い、足をかばったり、引きずったり、足を痛がったりなどの症状が発症します。
その進行により4段階に分かれ、グレート１ですと自然と元の位置に戻ったりし気付かない場合もあり、グレート2は日常生活には支障はないものの、人間の手で伸ばしたりと修復はできますが、そのままにしておくと骨が変形する場合があります。
グレート３になると完璧に脱臼し、元には戻りますがその足を上げて歩いたり脱臼を繰り返し、グレート４では、常に脱臼した状態となり歩行困難となります。これに加え、生まれつきの先天性や高いところから落ちて怪我したりの後天性とがあります。
治療方法を知ろう
治療としては、獣医の診断はもちろん、関節に負担がかからないような犬の居住環境を整えることも重要です。
近頃では、犬パテラサプリメントも市販されていますが、これだけで治療できるわけでなく、あくまで補助的なものです。治療は獣医に任せ、グレート１や２の場合には、さらに悪化しないように犬パテラサプリメントを服用することで、関節を強化したりするには有効的です。
サプリメントを使って改善
犬パテラサプリメントは、関節炎の痛みを軽減するために、メディカルハーブと栄養補助食品を採用した副作用のないものを選び、クルクミンやツノゴマ、クロスグリやフランキンセンス、ウイローバークやブロメライン、カモミールを含むサプリメントが開発されています。これに加え、オメガ３やコンドロイチン硫酸、グルタミンなどの栄養補助食品を混ぜたものに注目されています。
これにより、犬の足の運びやかけられる強さが高くなり、歩くスピードもアップしたとされています。化学薬品ではなく、天然素材のハーブなので、即効性はありませんが時間をかけて摂取と続けていると、身体能力も向上し関節炎の痛みも軽減されます。そのため、グレート３や４で手術後の犬でも、服用することで回復やその後の生活が楽にできます。
犬パテラサプリメントは、治療自体を行なうものとしてではなく、このような効果のある素材を含んだものを使用し、あくまでも補助として使用することにより、炎症や痛みの軽減に繋がるものです。
