猫は毛づくろいのときに毛を飲み込んでしまうので、腸内に毛玉が溜まって吐くことがあります。しかし、毛玉が原因ではないのに吐いたり、便秘になったりというときには、お腹の機能が上手く働いていない可能性があります。
ここでは、酵素、猫の消化酵素のサプリ、改善できる症状について見ていきます。
酵素には3つある
酵素は生命維持に欠かせないタンパク質の一種です。食事から栄養をとったときに、酵素の働きで消化や代謝が行われて体内で使える形になります。酵素が働かなくなると、せっかく栄養をとっても無駄になってしまうということですね。
酵素には、消化酵素、代謝酵素、食物酵素の3つがあります。
消化酵素と代謝酵素の働きをサポートしつつ、無駄使いを減らすのが食物酵素です。
これをサプリから補充して、お腹の健康を守るということになります。
猫用の消化酵素サプリ
猫用に作られているものには、50種類の野菜や果物を発酵させて作った絵以上タイプの酵素飲料があります。発酵微生物の働きで消化吸収しやすくなっているので、吸収能力が落ちている胃腸でも大丈夫です。
すでに消化済みのものをサプリで補うことで、栄養がとれるようになります。
他にも、善玉菌の働きを活性化して腸内環境を整えるような整腸サプリもお腹にいい影響を与えてくれます。
消化酵素の節約ができるのがポイント
サプリから摂取した食物酵素は消化を助けて、体内の消化酵素の無駄使いを防いでくれます。すると代謝酵素に余裕ができるので、新陳代謝や解毒の働きが良くなります。
吐いたり便秘をしている状態は、消化と吸収がうまくいかなくて食べ物が逆流したり、腸内環境が悪くなっていることが多いです。消化吸収能力が整うようになれば、自然に吐いたり便秘をする症状が改善される可能性があります。
また、エネルギーが作られやすくなるので、疲れやすい猫の元気をサポートするのにも使えるでしょう。
あくまで体の機能を整えて症状を改善していくのが狙いなので、薬のように飲んですぐに良くなるわけではありません。3ヶ月くらいは気長に与え続けてみましょう。
毎日与えるものなので、与えやすい形状や工夫が施されているものがいいです。
猫はニオイに敏感で、いつもと違うニオイがすると口をつけなくなってしまうので、最初からエサに混ぜずに、少量だけ小分けにして与えてみましょう。それで食べなければスポイトなどで飲ませたり、他のエサ状のものに切り替える方法があります。