犬の病気や怪我の中には人間と同じように専門機関にある検査器具を使わなければわからない症状まであるので、もしペットに異変を感じたのであればすぐに獣医に見せる事をお勧めします。
ペットが発症する皮膚病の種類について
犬が発症する皮膚病は10種類近くもあり、中にはガン細胞が関係している病気もあるので注意しなければなりません。
また誤診しやすい病気の中にアトピー性皮膚炎が存在しています。
皮膚炎の症状は全てかゆみをともなうものとなってはいますが、かゆみが発生する部位が違うためきちんと症状を理解した上で治療を行わないと取り返しのつかない事になってしまいます。
アトピー性皮膚炎は脇から足にかけた部位と顔や耳といった上半身に発症しやすく、ノミアレルギーの場合は主に下半身にかゆみが発生し、脇腹などには赤いかたまりのような傷跡を残す傾向があります。
また食物アレルギーの様にかゆみの他に脱毛してしまう病気も存在しています。
食物アレルギーについてはホットスポット等の別の病気を併発している可能性もあり、この場合極端な興奮状態に陥ったりしているので、体をかいている状態と興奮状態が長く続く場合は注意したほうが良いでしょう。
皮膚病を発症させてしまう原因について
犬が発症させてしまう皮膚病の多くは体の不衛生が原因です。
しかし中には花粉や散歩したときに触れた雑草による摩擦、そしてハウスダストやダニやカビといった環境そのものから感染する場合があります。
この場合はアレルゲンテストとして皮膚の表面の何か所かにアレルゲンを注射し、炎症作用を見る必要があるので注射が可哀想と思わずきちんと受診させてあげましょう。
また原因に気づきにくい病気もあります。
それは食物アレルギーで、これは普段の生活が清潔でも同じドックフードを食べさせている犬に発病しやすいという非常にわかりにくい原因となっています。
なので病気を発症させてしまったからと与える餌を変えたりするとそれにアレルゲンが含まれており、食物アレルギーとなってしまう可能性もあるので十分に注意するようにしてください。
薬による皮膚病の治療について
皮膚病にかかってしまった場合その原因となっている患部を改善する必要があります。
腸などの消化器官が原因の食物アレルギーの場合はプロバイオティクスを含んだ薬を服用させる事をお勧めします。
プロバイオティクスは栄養価が非常に高く、病気で失った食欲も改善する事ができるので病気でエネルギーがなくなった体に非常に有効な薬です。
またこの他に血液が原因となっている病気もありますが、その場合は消化酵素を摂取させる事をお勧めします。
消化酵素を補給させる事で内臓器官への負担を減らす事ができるので、プロテアーゼやアミラーゼを摂取させましょう。