人間は年をとると白内障や老眼が自然に出てきてしまいますが、これは犬も同じことです。
犬の病気は人間のそれとほぼ同じ症状があらわれると言われているので、予防や改善方法も人間が利用している成分と同じものが使えます。
ここでは、犬用の目の病気、サプリメントの種類、人間用のものを使ってもいいか、について見ていきます。
犬の目の病気で多いのは?
ほとんどの犬が、加齢や老化によって眼が白く濁ったような状態になります。
いわゆる人間でいう白内障です。
原因は、体内の抗酸化物質が減少してしまうことで、レンズの働きをしている眼の水晶体の中のたんぱく質が変性して、水晶体が白く濁ってしまうからです。
進行を防ぐには、抗酸化物質を多く摂取することが有効です。
どんなサプリメントを使えばいいか
目にいい成分には、ルテイン、アントシアニン、アスタキサンチン、などがあります。
ルテインは目の網膜に存在していて、紫外線などの有害な光を吸収して眼を保護する役割を果たしています。加齢とともにルテインは減少してしまいますし、体内で新しくつくることができないので、サプリメントから補充しておくといいでしょう。
アントシアニンは、毛細血管を保護して、血管の拡張や血液の循環を正常に保つ働きがあります。目のガラス体や角膜の形成に使われます。
アスタキサンチンは、抗酸化力が強く、ビタミンEの約500〜1,000倍もあると言われています。紫外線による目のダメージや視力の衰えを抑えて、機能を高めてくれると言われています。
人間用のサプリメントを犬に使うのはOK?
ルテイン、アントシアニン、アスタキサンチンなどのサプリメントは、人間用のものもあちこちで販売されています。ドラッグストアやコンビニ、ネット通販などどこでも手に入ります。
しかし、犬専用の開発されたものとなると、それほど多くありません。
人間にはサプリメントは需要があるので大量生産されていますが、ペットにサプリを使うかどうかということに疑問を抱いている飼い主も多いので、それほど需要がないので、あまり流通していません。
確実に買うのであれば、ペットショップかネット通販で購入するといいでしょう。
人間のサプリと同じ成分ではありますが、犬が使いやすいように工夫して加工してあるので、与えやすいからです。
人間用だと錠剤やカプセルタイプで飲まなければならないものが多いので、エサに混ぜて使えるようなものを選んだほうがいいでしょう。