もし愛犬がガンになってしまったら、飼い主としてとても辛いことです。その子が大切な存在であればあるほど、ガンという事実は重くのしかかってきます。
しかし、あきらめなければ治療で回復して長生きできる可能性もあります。
ここでは、ガンの治療に役立つサプリメント、治療中の生活習慣、愛犬への接し方について見ていきます。
ガンに効果が期待できるサプリメント成分
悪性腫瘍は増殖して転移する可能性があります。
ガンになると免疫力が下がり、さらに増殖が進んでしまうこともあります。
これを防ぐには栄養をバランスよくとらせて免疫力を上げることが大切ですが、病気のために食欲が落ちてしまったり、栄養管理が難しい場合もあります。
ガンに効果があると言われている食品成分には、キノコ類のハナビラタケや霊芝などに多く含まれているβ-Dグルカンというものがあります。免疫賦活(免疫を活性化させる)作用があるので、免疫力アップに役立ちます。
β-Dグルカンが直接ガン細胞をやっつけてくれるというわけではありませんが、免疫力が高くなれば腫瘍に対する抵抗力をつけることができます。
治療中の生活習慣
治療中に気をつけたいのは、ストレスを溜めさせないこと、体温を下げないこと、体をよく休ませてあげること、です。こうした生活習慣の積み重ねが、免疫力をアップするのに関わってきます。
食事は健康にいいものをあげることも大切ですが、あまりがんじがらめに考えないようにしましょう。たまには愛犬が欲しがるものを好きなように与えてあげましょう。
サプリメントは補助的に使うことが大切です。
抗酸化作用のあるコエンザイムQ10やビタミンE、α-リポ酸が入ったサプリメントや、腸内環境を整える乳酸菌やラクトフェリン、活性酸素を除去するアントシアニンやポリフェノール類が入ったサプリメントを与えてみてもいいでしょう。
人間のものだと分量がよくわからないので、犬用のものを与えるのがおすすめです。
愛犬への接し方
腫瘍がある部位を刺激しないように、優しく見守るようにしましょう。
もっとも大切なのは、穏やかな環境で過ごさせてあげることです。飼い主が泣いて興奮してしまうと、犬にもそれが伝わって不安になります。
不安になると免疫力が落ちる原因になることもあります。
人間でも、笑っていたら免疫力が上がってガンが治ったという例もありますから、気持ちを強く持って接してあげるようにしましょう。
飼い主さんが心穏やかに側にいてくれることが、愛犬にとって何よりの支えになります。