てんかんはは脳が異常興奮を起こしてしまう病気で、犬にも起こります。発作が起きると泡を吹いて倒れたり、全身けいれんを起こして意識を失うこともあります。
発作は抗てんかん薬を飲んでいれば抑えることができますが、薬の副作用でボーッとしたり、肝臓に負担がかかってしまうこともあります。
ここでは、犬のてんかん発作の原因、効果があるサプリ、ハーブなどを紹介します。
犬の発作の原因は?
犬のてんかん発作の原因には様々なものがあります。原因不明の特発性は、遺伝要素が大きいです。
ダックスフント、ビーグル、シェパード、ゴールデン・レトリーバー、プードル、などに多く見られます。
頭部外傷や脳腫瘍、脳炎も原因になります。
ジステンパーの第二段階に進むと、大発作が起こることがあります。
その他、中毒、熱中症、低血糖、甲状腺機能低下症などが発作の引き金になってしまうこともあります。
てんかんに効果のあるサプリ
通常の食事では不足してしまう栄養素を補うことで、症状が改善される可能性があります。自然療法で使われるサプリには、神経系に有益なビタミンを投与する方法があります。
例えば、ビタミンB1は脳の機能を助ける作用があります。DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった魚油には、脳組織の炎症や変性を減少させる効果が期待できます。
アミノ酸のL-タウリンとL-チロシンには、発作の抵抗性を増やす働きがあります。アミノ酸のL-トリプトファンには脳を落ち着かせる効果があるので、発作の再発予防に有効です。
アミノ酸、ビタミン、ミネラルがバランス良く配合されたサプリを使ってみてもいいでしょう。
ハーブも注目されている
犬のてんかん予防には、ハーブも注目されています。
発作を起こしやすい犬は感情的で敏感なため、ストレスや緊張、急な刺激で興奮してしまい、それが発作を誘発してしまうことがあります。
心を落ち着かせるハーブを使うことで、発作の再発を防げる可能性が高くなります。
例えば、トケイソウは神経系をサポートして神経を落ち着かせる効果があります。
タツナミソウは神経鎮静作用があり、過剰なシナプスの活動を落ち着かせます。
バレリアンはストレスを和らげる効果があります。
過剰な興奮や緊張、不安を軽減するのに使うことができます。
他にも、神経を落ち着かせる効果のあるハーブには、セントジョーンズワート、カモミール、オート麦、などがあります。