7歳を超えたあたりから、シニア猫の扱いになります。人間でいえばだいたい44歳です。
猫の25歳は人間でいえば116歳のご長寿なので、これはもう表彰ものでしょう。
高齢になると問題になるのが、免疫力の低下です。ウィルスや細菌から身を守る力が弱くなってしまうので、様々な病気や感染症のリスクが上がってしまいます。
ここでは、猫の免疫力アップに役立つサプリメントをいくつか見ていきます。
丈夫な体作りに貢献してくれるサプリ
DB9011株(バクト菌)には、免疫の活性化や酵素活性、生産能の増進など様々な効果が期待されています。バクト菌は納豆菌の親戚のような菌で、たくさんの可能性があることから、夢のDream(ドリーム)菌Bacillus(バチルス)9011株ということから命名されています。
肝心の免疫力に対しての効果には、病原性大腸菌の感染予防、マクロファージの活性化、NK(ナチュラルキラー)細胞の活性化、リンパ球の幼若化などの能力が期待されています。
タンパク質やでんぶんの分解酵素を活性化させてエネルギー生産を良くするなど、活力をつけるのにも役立つとされています。
きのこで元気力をつける
きのこ成分を使ったサプリメントでは、メシマコブ、ヤマブシタケ、などが配合されているものがあります。
メシマコブはヘテロβ-D-グルカンなどの多糖類を含んでいて、免疫機能に関わっている細胞を活性化させる作用があります。メシマコブは抗がん作用が期待できる成分としても注目されています。
ヤマブシタケは、β-Dグルカンの他にも、食物繊維、ミネラル、ビタミン、などが多いです。鉄、カリウム、マグネシウム、ビタミンB1、B2、エルゴステロール(体内でビタミンDに変わる)も含まれています。
循環器の機能もサポートしてくれる
獣医師が勧めているサプリメントでは、牡蠣エキス、おたね人参、黒酢もろみ、を配合したものがあります。免疫機能だけではなく、老猫の循環器の機能維持にも役立ちます。
牡蠣はミネラル、ビタミン、アミノ酸類の宝庫で、そこから抽出したのが牡蠣エキスです。おたね人参はサポニンという成分が含まれていて、これには心筋の働きを良くする強心作用があります。強心薬のような効果を与えてくれるということですね。
黒酢もろみは、アミノ酸やペプチド類が豊富で、健康な細胞の維持に役立ちます。
人間用のサプリメントよりもペット用のサプリメントの方が高いですが、ペット用に工夫して作られているので、こちらを使った方が安心できます。