犬は私達人間には思いもつかない場所に病気や怪我を負う事があります。
ペットの日常行動は常に気にしてあげるようにして、手遅れにならない様に気を付けなければなりません。

犬にできる腫瘍の良性と悪性の違い

犬にも人間の同じように良性と悪性の腫瘍ができるのですが、良性の場合はゆっくりと大きくなる傾向があり、悪性の場合は目に見えて肥大化してくるので腫瘍ができた場合は注意深く経過観察をしていきましょう。

中でもよくできるのが太った高齢犬が発症させやすい脂肪腫、年齢問わず体のいたるところにできる上皮腫といった症状です。
これらは肥大化しなければ摘出する必要がないので、経過観察にもよりますがそれほど警戒しなくても大丈夫です。

しかし注意しなければならないのが腺腫と呼ばれている症状です。
この症状は悪性の腺癌と呼ばれている症状と似ており、肛門周辺や耳の内部、まぶたや指の間といった比較的デリケートな部分が盛り上げるように膨らむため、判断がつかない場合は必ず獣医に相談したほうが良いです。

そして次に悪性ですが、悪性の出やすい場所は爪の根元、口腔内、鼻の先端、耳介、肛門周辺、足先、乳腺となっています。
この他にも悪性リンパ腫の様に血液の癌もありますが、多くが体の部位に異変がみられるので定期的に撫でてじゃれ合いながら探してみる事をお勧めします。

腫瘍の予防方法について

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病気を発症させてしまう理由の大きな一つとして私生活で犬に負担をかけてしまっている点が挙げられます。

例えば犬に与える水についてですが、お店等でよく売られている硬水のミネラルウォーターは尿結石を引き起こしてしまう可能性があるため、必ず軟水を飲ませるようにしてあげてください。

また人間と同じようにストレスが溜まってしまうとそれが蓄積されて、重病になってしまうのでブラッシングやスキンシップを図って体に異常がないかを確かめてあげるようにしてください。

また血液の癌の様に目に見えない病気の発症はブラッシング等でもわからないため、定期的に信頼のおける獣医に診てもらうようにする事を強くお勧めします。

犬の病気に対して効果的なサプリメント

腫瘍の治療は手術による摘出とサプリメントによる長期の治療のどちらかになりますが、手術による体への負担は人間の比ではないほど犬にとって絶大な物となっているため医師の判断にもよりますができるだけサプリメントでの治療を優先させましょう。

サプリメントの中では口腔癌の一つであるメラノーマに効果のあるルペオールが使用されています。
また近年ではベーターDグルカン含有菌糸体を液体に含ませて餌や水に混ぜて服用させるタイプもでてきているので、服用させやすい物を選ぶと良いでしょう。

安全性の面についても食品衛生検査を外部の機関に委託している開発機関もあるので、医師とよく相談した上で決める事をお勧めします。